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参考書選びの失敗
 「参考書を買おうとしたけれど、どれを買えばよいかわからず、迷ってしまった」 「問題集を買ってみたものの、自分のレベルに合わず、ほとんどやらなかった」 皆さん、こんな失敗の経験はありませんか?
 世の中には、数えきれないほど多くの参考書や問題集が出版されています。出版社も商売ですので、自社の参考書が売れるように、いかにも学力アップや志望校合格につながりそうな魅力的なタイトルで皆さんの購買意欲をそそります。また、書店も商売ですので、売りたい参考書を目につきやすい場所に配置します。そうした中で、皆さんは自分のレベルや目的に合った参考書を適切に選ばなければなりません。
新課程への移行
 数学と理科は2015年度入試から、英語・国語・地歴公民は2016年度入試から新課程へと移行します。その一方で、旧課程履修者に配慮して、多くの大学が旧課程でも入試を受けられるよう経過措置を取ります。つまり現在は、新課程入試の受験生と旧課程入試の受験生がどちらもいるわけです。
 新しく出版される参考書のほとんどは新課程のものになっていますが、旧課程入試の受験生がまだいる以上、書店も旧課程の参考書の販売を続けています。従って書店には今、新課程の参考書と旧課程の参考書が混在しているのです。このことが、ただでさえ難しい参考書選びをいっそうややこしくさせています。

「新課程」表示の罠
 タイトルや帯に「新課程」と表示されていれば、それが新課程対応の参考書かというと、実は気をつけなければならないことがあります。
 高校の学習指導要領は数年ごとに変わっており、たとえば数学や理科は2006年度入試の際にも変わりました。当時も変化後の指導要領のことを「新課程」と呼び、「新課程」を冠する参考書が数多く出版されました。もちろん、2006年当時の新課程は今の旧課程であり、今の新課程には対応していません。とくに古本屋やネットショップで中古品を購入する場合、「新課程」の表示にだまされないよう注意しなければなりません。
参考書の評価が変わる?
 新課程への移行に伴い、多くの参考書が全面改訂されます。経験上、こうした全面改訂の際に参考書の評価が大きく変わることがあります。つまり、これまで評価の高かった参考書が、全面改訂を機に使いにくく変わってしまうこともあれば、逆にこれまで評価の低かった参考書が、素晴らしい一冊に変貌することもあります。
 良い参考書を選ぶためには、過去の評価にこだわらず変化に敏感である必要があります。しかし、これはプロの教育者でも難しいことですので、皆さんが発売間もない参考書を正確に評価するのは至難の業だと言えます。

当サイトの役割

 上記のように、参考書選びは難しいものです。もし本気で参考書選びをするとしたら、相当な時間と労力が必要になります。しかし本来は、参考書選びにかける時間と労力があるならば、参考書を使用することにそれらを費やすべきではないでしょうか。

 当サイトは、新課程に対応した参考書や問題集のみをできるだけ公平かつ正確にレビューすることで、皆さんの参考書選びにかける時間と労力を節約し、適切な参考書選びを、そして参考書の有意義な利用をサポートできればと考えています。

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